マイホームを建てたい!と思ったのは、出産から子育てに入った頃です。それまでは賃貸暮らしで満足できていたのですが、生活が大きく変わると考え方にも変化があったようです。
住宅購入は大きな買い物なので、安易な気持ちで決める人なんていないと思います。しかし相当な覚悟で腹をくくらなければ、後悔することになります。これは経験者だから言える話です。
この記事では、結婚や出産をきっかけに住宅購入を決意した方に、最低限知っておきたいことを紹介します。
目次
結婚や出産をきっかけに住宅購入する夫婦は多い
住宅金融支援機構の住宅市場動向調査の結果によると、住宅購入のきっかけとして「結婚」や「子どもの出産」という回答が多いです。
わが家のきっかけは出産でした。家族が一人増えただけですが、家がモノであふれかえりました。2LDKの賃貸では収納スペース的に限界でした。子供の成長と供にモノが増えます、将来を考えた結果、住宅購入に踏み切りました。
住宅購入の前後1年間は、金銭感覚のまひしてしまい浪費しがちになります。新居に引っ越して想定外だったのが自治会の入会金です。地区によっては思いのほか高額なケースがあるので注意が必要です。
結婚や出産をきっかけに住宅購入を検討するときに知っておきたいこと
1.出産に備えて手持ち資金は残しておきたい
サラリーマン世帯の貯蓄保有額は1725万円です。(総務省発表の家計調査の結果)
また住宅購入における頭金の全国平均は1,250円です。(国土交通省の住宅市場動向調査の結果)
住宅購入後におよそ500万くらいの貯蓄を残している家庭が多いようです。わが家は共働きでしたので、妻が育休から復帰するまでの期間は、出血大サービス状態で家計は大赤字でした。貯蓄がなければ苦しい毎日だったと思います。
2.身の丈に合った予算設定が大切
上を見ればきりがないです。身の丈に合った住宅購入が大切です。
現在の家計の状況から、毎月無理のなく返済できる金額を求める必要があります。毎月の返済額が決まれば、住宅ローンシミュレーターを利用することで、購入できる住宅価格の目安が決まります。
3.安易な理由で変動金利を選ばない
頭金が少ないから…、住宅購入価格を上げたいから…といった理由で変動金利を選ぶのはお勧めできません。
変動金利は、家計に余裕のある世帯が借りる金利タイプなのです。
少しでも低い金利で借りたいという気持ちは分かります。そういった子育て世帯をターゲットにしているのが「当初固定タイプ」です。
当初5年間、もしくは10年間は固定金利にしておいて、当初固定期間の終了後は、変動タイプにするのか、固定タイプにするのかを選ぶことができます。
住宅ローンを60歳までに完済するなら、子どもの出産は待てない?
住宅購入は子どもが確定してからが良いと言われたことがあります。理由は部屋数が確定するから最適な大きさの家を建てられるという理屈みたいです。
しかし、赤ちゃんは天からの授かり物で計画通りにことは運びません。晩婚化の傾向もあって、住宅購入も昔に比べて遅くなっています。定年までには住宅ローンを完済させておきたい気持ちもあり、子どもが確定するまで待っていられないのが実情です。
子育て世帯を応援する銀行
子育て世帯を応援する銀行は、多くはないですがあります。
たとえば、埼玉県の武蔵野銀行では、住宅ローンを借りている世帯が産休中や育休中の場合は、元金の支払いを最長2年間、先送りにする支援制度があります。この手の取り組みは地方銀行で取り扱っているケースが多いので探してみてください。
全国区の銀行では、イオン銀行も子育て家庭に助かるサポートがあります。イオン銀行で住宅ローンを組むとイオンでの買い物が毎日5%オフというサポートです。地味に強烈な特典なんですよね。
食料費、日用品、衣料品などをイオンに集中させるだけで、たとえば月額8万円くらい利用したとすると、年間で3万円も支出が浮く算段です。年間で見るとなかなか大きい金額になります。
下記で他の特典についても解説していますので合わせてご覧ください。
素敵な家づくりになりますように!