バルコニーに水栓は必要です。
「バルコニーに水栓の設置はお勧めしません!」と設計さんから強く言われて、わが家は設置を見送りました。
そのため、バルコニーの掃除は大変だし、観葉植物の水やりもできません。実際に生活してみるととても不便でした。
この記事では、バルコニーに水栓の設置を勧められなかった理由とバルコニーの汚れ具合を紹介したいと思います。
目次
設計さんが「バルコニーへの水栓の設置」を勧めなかった理由
理由は「水漏れのリスク」です。ガーデニングなどで水を毎日使う予定がないのであれば、わざわざ水漏れのリスクを背負う必要はないということでした。
冬場に凍結する可能性のある地域では、うっかり水抜きを忘れてしまうと水道管の破裂することもあります。毎日使わないと締め忘れる可能性も高くなります。
毎日使わないのにわざわざ水漏れのリスクを背負いますか?
設計当時は妙に納得してしまい、わが家はバルコニーへの水栓の設置を取りやめました。
まぁたしかに設計さんのアドバイスは間違いではありません。日経新聞の記事によると、水漏れが多いのは「外壁」圧倒的らしいです。その中でもバルコニーの境目からの雨漏りが一番多いそうです。
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こういったリスクがあるのが分かった上ですが、バルコニーに水栓を設置しなかったことに猛烈に後悔しています。
けどね、バルコニーの掃除はどうするの?
下の写真はわが家のバルコニーです。汚いですよね。砂ぼこりや枯れ葉による汚れは想像以上でした。排水口周りなんて、砂と枯れ葉が絡み合ってこの始末。
虫の死骸に、鳥のふんが3箇所ほど、バルコニーの上には電線や屋根なんてないのに羽ばたきながら用を足したのでしょうか…
壁面と床タイルの間にはクモの巣が凄いことになっています。
ほうきで掃き集めたら結構なゴミの量になります。
大きなゴミはほうきを掃けば良いのですが、砂ぼこりは掃くだけではキレイになりません。
本当にキレイにしようと思うと、上の写真のようにタイルの水洗いが必要です。
水洗いしたくても水栓がないと容易ではありません。仕方がないので水は1階からバケツで運んでます。タイルをぬらしてモップでこすって汚れを洗い流す。この作業をやろうとすると、1、2往復で足りるような水の量ではありません。
水栓の水漏れよりバケツを持って往復するときに、水をこぼしてしまう可能性の方が高いんじゃないかと…。そもそも水栓があればホースで流すだけなんですよね。
バルコニーをキレイな状態で保つには、バルコニーに水栓は絶対に必要です。水なしではキレイにはなりません。
バルコニーの下付近に立水栓があると代用できるかも
バケツの往復なんてやってられない!、ふとバルコニーから下を見下ろしたとき、外構工事で設置した立水栓が目に入りました。
庭の散水用の長いホースをバルコニーからたらしたところ、立水栓から水が調達できました。
高低差があるのでホースの水の勢いはチョロチョロと弱いですが、バケツリレーするよりマシでした。モップを使って軽くこすればピカピカです。
ケルヒャーなどの高圧洗浄機であれば、モップ不要で水圧だけで砂埃はキレイになるはずです。
水漏れのリスクを回避してバルコニーもキレイにしたいなら、バルコニーの下付近に立水栓を配置するのが最適な間取りではないでしょうか。
この間取りはバルコニーをキレイにするのに最適ではありますが、観葉植物の水やりには適しません。一年中、バルコニーからホースを庭に垂らしおくわけにはいきません。
リスクはあったとしても生活しやすい家
一瞬でも必要と思った設備や間取りは実現の方向で検討するべきです。リスクのない選択はありません。設置しなかったときのデメリットも考えて最終判断しましょう。
多少のリスクはあったとしても生活しやすい家って素敵です。