相場はありません。
ネットで調べたところ、町内会(自治会)で入会金を支払う必要がないようです。ごく一部の町内会で入会金の支払いを求められるようです。
運の悪いことに、わが家は少数派の地域に家を建ててしまったようです。提示されたのは入会金は7万円でした。
目次
町内会の入会金の意味、金額の根拠
家を建てて住宅ローンを抱えて生活を始めようというときに、突然「7万円」なんて言われ、正直、困りました。本当に痛い出費でした。
こちらの険しい表情を感じ取り、町内会の役員の一人が入会金の意味を話してくれました。要約すると…
- 入会することで義務と権利が生まれる
- 義務とは、役員の持ち回り、ゴミ当番など
- 権利とは、町内会への発言権、ごみ捨て場の利用権、たけのこ山の入札権
- 権利を取得するために入会金が必要
「ごみ捨て場の利用権」を人質に取られてしまっては、入会せざるを得ません。たけのこ山の入札権?絶対に入札しませんもん。
入会金7万円の根拠は?
入会金7万円の根拠を尋ねたところ、しどろもどろ回答ばかりで、よくよく話を聞いてみたところ、分譲地ができるまでの間、10年以上、この地域に新しく人間が入ってきたことはないそうです。そのため前例もないとのこと。
結局、7万円に根拠はありませんでした。
声の大きい人が言い出した金額かもしれまえん。引っ越して早々に自治会とトラブルでも起こして、わが子が地区の行事から仲間はずれにされるのは可哀想なので、最終的には受け入れました。
「入会金については必要ない!」とおっしゃってくれた役員の方がいたのが、せめてもの救いです。
土地探しでは町内会に掛かる費用も考慮しよう
土地探しをするときは、町内会への入会金や年会費について不動産会社に事前に確認しておくことをお勧めします。
地域によっては、20万円、50万円といった高額な入会金が必要となることもあるそうです。20万円以上の金額になると、住宅ローンにあらかじめ組み込んでおくべきだと考えます。
町内会に加入して感じた問題
不平等な町内会の運営
賃貸暮らしから持ち家になって、町内会の活動が生活に加わりました。
そこで感じた問題が町内会が平等に運営されていないことです。
何も知らない新参者を都合よく使い、誰もやりたがらない役目をお願いされるのです。役員に任命されて、地区の運動会で参加者の集まらない競技に半ば無理やりエントリーされたこともありました。
役員になると毎月のように会議や行事があって休日が削られます。役員に任命されると大変です。
自治会に加入した時点から他の人と平等であるべきです。自治会は「助け合いと親睦」のためにあると思っています。
町内会にはもうひとつ問題があります。
町内会の高齢化
田舎の町内会では高齢化が進んでいます。二世帯住宅の息子達世代が自治会に顔を出さないからです。
高齢者たちは過去のやり方にこだわります。「昔からやっていることだ」「今まで問題はなかった」というのが口癖です。人が変わらなければ、町内会の運営も変わらない、時代にそぐわなくなってきています。
「助け合いと親睦」を目指し地域を活性化させるためには、町内会の若返りも課題なのだと思います。
本来あるべき姿で運営されないのであれば、「ごみの当番」など、必要最低限の活動だけに留めるべきです。
素敵な家づくりになりますように!