ここ数年は低金利が続いており、長期固定金利のフラット35の人気が高くなっています。
フラット35は他の住宅ローンと違う部分があるので、検討前にしっかりと抑えておきましょう。
住宅ローンの話は、ずばりお金の話なので友人や知人には聞きづらい部分がありますよね。そこで、本記事では最低限抑えておきたい事を紹介します。
目次
1.借入先によって金利や事務手数料が違う
フラット35って、どこで借りても同じ金利じゃないの?
これ、実はいうと違うんです。
フラット35の窓口となる金融機関によって、金利、事務手数料などの条件も違ってきます。
たとえば2015年3月の金利は、窓口となる金融機関によって0.55% – 1.28%と大きな差があります。この金利差は、確実に毎月の返済額や総支払額に直結します。
複数の金融機関で比較して総支払額が一番少なくなる金融機関を窓口にしましょう。
2.審査結果はどの金融機関でも同じ
金融機関によって金利は違いますが、審査の結果は同じです。
「M銀行で融資を断られたけどU銀行では通った」はあり得ません。借入金額、期間が同じであればどの金融機関で審査しても結果は同じです。
つまり金利が低く、総返済額が少なくなる銀行を選べば良いのです。
フラット35の仮審査の申し込みは、一つに絞り込んでおきましょう。
3.団体信用生命保険は借り手が負担する
団体信用生命保険とはローン契約者が亡くなってしまった場合、住宅ローンの返済が免除になる保険です。
フラット35では団体信用生命保険への加入は任意です。
加入を希望する場合は、保険料は借り手が負担することになります。保険料の支払いは住宅ローンを完済するまで続きますので、『住宅ローンの諸費用』として考慮しておきましょう。
フラットの場合、月々の支払いに上乗せではなく一括払いになりますので、1年に一度、借入残高に応じた保険料の支払いが必要です。団体信用生命保険料の支払いは、住宅ローンの返済が始まると確実に負担になります。
4. 長期固定金利はフラット35だけではない
金融機関独自の住宅ローンでは、団体信用生命保険の保険料は銀行持ちです。
たとえば、2020年2月時点の住信SBIネット銀行では長期固定金利の35年住宅ローンの金利は1.5%です。この金利の中に団体信用生命保険の支払いも含まれています。
フラット35に比べてどうでしょうか?
長期固定金利はフラット35といいますが、必ずしもフラと35に優位性はないです。
長期固定金利で借りる場合は、フラット35以外も視野に入れておきましょう!
住信SBIネット銀行のような『ネット銀行に対して抵抗』のある方もいらっしゃる思います。その場合は、近くの「ろうきん」や「JAバンク」にも足を運んでみてください。
意外にも穴場で驚くようなキャンペーン金利を展開していることがあり決して侮れませんよ。
素敵な家づくりになりますように!