吹き抜けといえば、天井からふりそそぐ光、開放感の広がる空間を想像しますよね。吹き抜けの下でのお昼寝は最高です。
しかし良いことばかりではないです。それは吹き抜け窓に発生するカビです。
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吹き抜け窓のカビの原因は結露、ペアガラス、トリプルガラスでも防げない
毎年のように吹き抜け窓にカビが発生しています。
カビの原因は、冬の寒暖差によって窓に発生する結露です。こまめに結露を拭き上げれば、カビの発生を防げますが、吹き抜け窓の場合、ハシゴも必要になるので簡単ではありません。
それなら結露のしない窓ってないの?
わが家の窓ガラスは旭硝子のLow-Eペアガラスの樹脂サッシです。ガラスとガラスの間にアルゴンガスが注入されていて、従来のペアガラスよりも結露に強いガラスです。それでも結露を防ぐことはできません。
最近では、トリプルガラスが少しずつ浸透してきていますが、それでも結露ゼロとはいかないようです。
吹き抜け窓のカビを放置すると直視できない状態になる
他の家はどうなのでしょうか?
吹き抜け窓のカビで検索したところ、21年間掃除していないご家庭がありました。写真を拝見したのですが、直視できませんでした。写真を見た瞬間、思わず吐き気がしました(ごめんなさい)。
サッシの色が白色だから、余計におぞましく感じるのかもしれません。
現場監督の断言「北側の吹き抜けは避けるべき」
引き渡し後の5年目点検のときに、ハウスメーカーの現場監督に吹き抜け窓のカビの件、どうしたよいのか相談しました。やはり、年に1回、ハシゴで登ってカビを除去するしか方法はありませんでした。
吹き抜け窓のカビの相談は多く、特に北側に吹き抜け窓を設置した施主さんの悩みは深刻だそうです。
そのことを営業や設計士には、北側の吹き抜け窓の「結露やカビ」のマイナス面の話を間取りを検討中の施主さんにお伝えするように、強くお願いしていると言ってました。
北側の吹き抜けに強いこだわりがないのであれば、絶対に避けたほうが良さそうです。
吹き抜け窓の掃除は危険
ハシゴがあれば吹き抜け窓の掃除はできますが、掃除するには足場が不安定でとても危険です。ましてや、ふだんハシゴを使わない素人には、危険きわまりない作業になります。
それならばハシゴではなく大きな脚立がないか。
調べてみたところありました。脚立なのに高さ189cmもある製品です。
この製品のレビュー欄を読んでみたところ、安全性に少し問題があるようですが、「年に1度の作業であれば良いのでは…」とする意見が多かったです。作業中に家族に下を支えてもらえば問題ないと判断しました。
吹き抜けは北側につけるにせよ、南側につけるにせよ、覚悟は必要です。吹き抜けのメリット・デメリットは下記をご覧ください。
素敵な家づくりになりますように!