ハウスメーカーを選んでから間取りを考えてませんか?
その状態は黄色信号です。
ハウスメーカーには大なり小なり間取りに対する制約があります。先にハウスメーカーを決めてしまうと、その制約の中で、家に対する要望を押さえ込み、もがき苦しむ可能性があります。
この記事ではハウスメーカーを選定にあたっての注意点を、家を建てた経験からお伝えできればと思います。
目次
予算を気にせず「家族の要望を全部詰め込んだ家」をイメージする
「まずは頂上を見ましょう!」
家づくりで大変お世話になった営業さんから言われた言葉です。今でも忘れられない言葉です。どういう意味かいうと、お金持ちになったつもりで予算は気にせずに、家族の要望を全部詰め込んだ家をイメージする、ということです。
「予算は気にせず」というところが、ポイントです。
例えば、「全部屋に床暖房が欲しい!でも床暖房は高いから無理だね…」と勝手に決めつけて諦めないことです。実際のところ、一条工務店というハウスメーカーでは全館床暖房をお手頃価格で提供しています。
要望を実現できる・できないの判断はハウスメーカーに任せれば良いのです。要望を採用するかしないかは見積もりをもらってからでも遅くないです。
私たちは家づくりに関しては素人です。
あれこれ考えたところで、知識や情報が少なすぎるため正しい判断を下せません。まずは、家族全員の希望をハウスメーカーに伝えて、その中から実現可能であることを提案してもらいましょう。
これは難しいことではありません。例えば、下記のように家族の要望を一覧にするだけです。
- 床暖房が欲しい
- 子ども部屋は二つ
- 天井高は270cm以上
- ダイニングは和風
- 玄関は吹き抜け
- 将来リフォームを考えている
- トイレは各階に設置
- 脱衣所にクローゼット
- ルンバの待機場所を確保したい
などなど、家族からのアイデアを出し尽くしましょう。
この一覧が完成したらハウスメーカーに「こんな家が建てたいです!」と伝えて提案をもらうだけです。
ハウスメーカーからの提案内容に、どれだけ自分たちの要望が取り込まれているかを確認してください。もっとも多くの要望を取り込んでくれたハウスメーカーが、相性の良いハウスメーカーと言えるでしょう。
ハウスメーカーが決まった後は、一気に現実に戻って、予算内で何を実現させるかのフェーズを進めれば良いです。
間取りの提案は何社からもらえば良いか?
間取りの提案は一社でも多く貰いたいです。欲を言えば住宅展示場内にある全ハウスメーカーです。以前の記事に、全てのハウスメーカーにお願いする理由をまとめてあります。
まとまった時間を取ることが難しいようであれば、ネットから一括でお願いもできます。自分たちの要望を1つでも多く実現できるハウスメーカーを探しましょう。
ハウスメーカーを決めきれない…そんな時は「営業力」を評価しよう
どうしてもハウスメーカーが決めきれない…、どちらも魅力的だ!という状態になったときは、評価項目に「営業」を含めてください。
「建物を選ぶのだから営業なんて関係ない!」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。例えば、家電製品を買いに行って、店員に相談したけど、知識が不足している、接客の対応にイラッとする、そんな相手からモノを買いたいと思いますか?
家づくりおいてストレスは大敵です。心にゆとりのある状態を保つことが素敵な家づくりの第一歩です。つまり、マイホームが完成するまでエスコートしてくれる営業さんの存在は大切なのです。
ハウスメーカーの選定方法まとめ
今回の話をまとめると…
- 家に対する要望を出し尽くす
- 要望をもとにハウスメーカーから多くのハウスメーカーから提案してもらう
- 要望が1つでも多く実現できるハウスメーカーを選ぶ
- 決めきれないときは、「営業」も評価項目とする
素敵な家づくりになりますように!