「あのとき、〇〇しておけば違うメーカーを選んだかもね」
このような会話を何度かしたことがあります。「やり残した」というか後悔している部分があるからです。
「家を建てよう!」と決めたとき、最初にとった行動は、住宅展示場の訪問でした。
「どこのハウスメーカーから行こうか?」「何軒くらいの訪問するのが妥当なのだろう?」とか、いろいろ悩んだ記憶があります。
この記事では、ハウスメーカーに訪問するときの注意点といいましょうか、後悔しないための心がけのようなものをお伝えできればと思います。
目次
ハウスメーカー選びで、後悔したこと
今の家には100%満足しています。しかし、冒頭でお話したとおり後悔していることがあります。
それは、訪問したハウスメーカーが少なかったことです。
実はいうと3つのハウスメーカーにしか訪問していません。いうならば、数少ない選択肢の中から選んだことになります。
10の中から1を選ぶのと、3の中から1を選ぶのでは、最終的に選んだものが同じであっても、「自分に合うのは、このハウスメーカーだった」という確信が持てます。
訪問したハウスメーカーが少なかったことから、「もしかしたら、もっと素敵な家になっていたかもしれない…」という思いがあるのです。
ハウスメーカーは1軒でも多く訪問しよう!
今まさに「注文住宅を建てよう!」と決意している方には、1軒でも多くのハウスメーカーに訪問することを強くお勧めします。
間取りを検討するとき、数多くのハウスメーカーを見たという体験は、家づくり対する引き出しの多さに繋がり、間違いなく役立つからです。
ハウスメーカーを訪問するときの6つの心がけ
後悔したポイントを踏まえて、ハウスメーカーを訪問するときに心がけておきたい6つのポイントを紹介しますね。
1.強引な営業を恐れるな
なぜ3つしかハウスメーカーを訪問しなかったのか?
その理由はハウスメーカーの営業に、毎晩電話を掛けられたり、毎週のように自宅に訪問されたりするのが嫌だったからです。実際にあるハウスメーカーの営業は、「電話しないで」と伝えたのに、翌日に電話してきました。
それも大手ハウスメーカーの営業です。その営業には、「約束を守れない会社では家を建てられない」と、はっきりお断りの意志を告げました。その後、一切の勧誘はなくなりました。カタログすら送ってきませんでした。
住宅展示場にあるようなハウスメーカーであれば、悪質な営業は仕掛けてきません。どうせ家が建てば引っ越すわけなので、そのときに縁が切れると思えば少しは気が楽になりませんか。
大手ハウスメーカーの営業は、悪質な行為はしてきませんが、中には怖い営業が存在することは確かです。下記の記事もご参照ください。
頼れる営業さんを引き当てうやすくする方法はあります。
2.予算よりも方向性が大事
「積水ハウス、三井ホームは高くて手がでないから、スルーでいいや」なんてことは考えないでください。すべての選択肢が出そろうまでは、予算は二の次です。ハウスメーカーを絞り込むのは最後で良いです。
というのも、ローコスト住宅といわれるハウスメーカーでも、大手と同じ設備を盛り込めば、大して値段は変わらないものです。
ローコスト住宅で建てたけど、全然安くないね、ということは実際にあります。先入観を捨ててハウスメーカーに訪問しましょう。
3.どのハウスメーカーも信頼できる
住宅展示場に並んでいるハウスメーカーであれば、どのメーカーを選んでも信頼できると思います。余程のことがなければ、しっかりと最後まで責任を持つだけの力のあるメーカーばかりです。
業界最大手でなければ潰れてしまいそうで怖い…と必要以上に恐れすぎることは不要です。
4.住宅展示場ではなく完成見学会
ハウスメーカーの特徴を知るには、完成見学会が一番です。営業さんに頼んでぜひ参加しましょう。
住宅展示場には豪邸しかありません。実際に住む家とはかけ離れた建物です。その点、完成見学会であれば、一般の方が購入した家なので、現実味があって、とても参考になるかと思います。
5.機会があれば工場見学に行こう!
ハウスメーカーの工場見学は、セールスポイントのデモンストレーションでいっぱいです。
地震に強いハウスメーカーであれば、工場見学では地震装置で実際に揺らして体験もできます。一条工務店の工場見学で免震構造を体験したのですが、すごかったですよ。
6.家のデザインに、とことんまでこだわるなら…
とことんまで細部にこだわった家を建てたいのであれば、建築士を探してください。住宅展示場に訪問している時間が勿体ないです。ハウスメーカーの家は完全な自由設計ではないからです。
ハウスメーカーでの家づくりは、決められたパーツの組み合わせです。例えば、レゴブロックを想像してください。レゴブロックはあらかじめ準備されたブロックを組み合わせて、さまざまなオブジェクトを作り上げます。それと同じです。優秀で考え抜かれたパーツばかりなので、組み合わせも豊富です。
ハウスメーカーの注文住宅は、本当の意味での注文住宅ではありません!
デザインにこだわるなら、ハウスメーカーではなく素晴らしい建築士を探しにて力を入れたほうが得策です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。ハウスメーカー選びで後悔しないための6つのポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 強引な営業を恐れるな
- 予算よりも方向性が大事
- どのハウスメーカーも信頼できる
- 機会があれば工場見学に行こう!
- 家のデザインに、とことんまでこだわるなら…
無茶な行動は控えたほうが良いですが、やはり後悔しない最大の方法は、やりたいと思ったことは諦めずにやることです。
素敵な家づくりになりますように!