家づくりのパートナーとしてハウスメーカーを選びました。
自由設計に憧れて、設計事務所と契約して施工は地元の工務店に依頼しようか悩んだ時期もありました。当時はハウスメーカーでは個性のある家を建てるのは難しいとすら考えておりました。
実際にハウスメーカーの家を建てて感じたのは、施主の行動次第でハウスメーカーでも個性のある家を十分に建てられると思いました。
目次
設計事務所による家づくり
ゼロから作り上げる設計となる。天井の高さはどうするか、フローリングやドアの素材はどうするか、断熱材に何を使うか、など決めることがたくさんあります。
選ぶことが多い分、施主の想いがいっぱい詰まっているといって過言ではないです。
その施主の想いをまとめ上げて実現するが設計士の仕事です。設計士の腕の違いがはっきり出そうですね。
Web内覧会を見ていても設計事務所で建てた家は素敵に見えます。それは施主の想いがいっぱい詰まっているからだと思います。
ハウスメーカーによる家づくり
どのハウスメーカーも自由設計という触れ込みです。しかし実際に設計フェーズに入ると、決められた部品を組み合わせるといった設計でした。
部品には2種類があります。
- 標準品と呼ばれる無料の部品
- オプション品と呼ばれる有料の部品
部品に大小の違いはあるが、どのハウスメーカーを選んでも、「準備された部品の組み合わせ」のよる設計です。標準品が多いほど、ハウスメーカーの色が濃く出ます。かと言ってオプション品が多くすれば、個性的な家になるかというと、Web内覧会を見る限りそうとは思えません。
ハウスメーカーでも個性のある家は建ちます!
設計事務所での家づくりと比較すると、ハウスメーカーでは自由設計の範囲は狭いのは確かです。
しかし、多くの方にとっては、その違いは気にする必要はありません。どこのハウスメーカーも施主のニーズを把握して、素晴らしい部品を準備しているからです。
子どもの有名なおもちゃに「レゴブロック」があります。マスタービルダーと呼ばれる方を知ってますか?現在、世界に12人しかいないレゴ職人のことです。
レゴ職人が組み立てる作品は、同じ部品を使っているとは思えないレベルです。
部品が、しっかりしていれば可能性は広がるのです。
なぜハウスメーカーの自由設計に限界を感じてしまうのか?
ハウスメーカーの自由設計に限界を感じる理由は2つあります。
1.部品が公開されていない
素晴らしい部品があるのに公開してくれないハウスメーカーもあります。
先ほどのレゴブロックの話に戻りますが、レゴ職人といえども、バケツの中にどんなブロックがあるのか、把握していなければ良い作品は作れません。
家づくりも同じです。素敵で個性のある家を建てるには、まず部品を知る必要があります。
2.施主が受け身になっている
ハウスメーカーに個性がないという施主は、設計中に「このハウスメーカーは、提案が少ないなぁ」と嘆いているはずです。
わが家がそうでした。「何ができるか」と受け身の姿勢だったのです。その結果、勝手にハウスメーカーには限界があると感じてしまうのです。
「ここの間取りはこーしたい」といった設計に対して熱い想いはありますか?
熱い思いがなければ、個性のある家は建ちません。
「何をしたいのか」が個性を生む!
「何をやりたいか」がなければ、設計事務所だろうが、ハウスメーカーだろうが、どこで家を建ても同じです。
個性のある家を建てたいなら、「何をやりたいか」を家族としっかり話し合うことが大切です。
話し合ったら、家族の想いを営業と設計士にぶつけてください。
家族の想いを具現化するは設計士の仕事です。
先ほどの「ハウスメーカーに限界を感じるときの理由」と矛盾する部分はありますが、「やりたいこと」が決まっていれば、ぶっちゃけ部品なんて気にする必要はないのです。
特に多いのが一条工務店系のブログで、「オプションの一覧」が欲しい要望です。これはある意味受け身といえます。
部品をみて間取りを選ぶのではなく、実現したい間取りを思い描いてから用意されている部品でできるのかを検討しましょう。第一候補のハウスメーカーで実現できない」なら、他のハウスメーカーに変えればいいのです。
ハウスメーカーの選び方は下記を参考にしてください。
くれぐれも値引きでハウスメーカーを選ばないでくださいね。
話を戻しますが、家づくりで重要なのは「自分が何をやりたいか」が大事なのです。
Web内覧会を見ていても個性のある素敵な家の施主には、家づくりに対する芯の強さを感じます。
素敵な家づくりになりますように!