一条工務店に特化した記事になります。
「延べ床面積」という言葉は知っている方が多いと思いますが、「施工床面積」って言葉は聞き慣れないのではないでしょうか。
一条工務店が本体価格を算出するときに使用している方式です。今回の記事では、延べ床面積と施工床面積の違いや本体価格の算出ルールに触れたいと思います。
目次
延べ床面積と施工床面積の違い
延べ床面積とは、建物の各階の床面積を合計した面積です。吹き抜け部分やバルコニーは含まれないといったルールがあります。
一方、一条工務店の「施工床面積」は、「延べ床面積」に吹き抜け部分やバルコニーの面積を 1/2(50%)として加算した面積をとなります。
施工面積 = 延べ床面積 + (吹き抜け部分などの面積 × 0.5)
一条工務店における施工床面積での価格算出方法
例では12帖の吹き抜けリビングの価格を算出します。iSmartの本体価格を1平米あたり約17万とて計算します。
12帖のリビングの上部を全部吹き抜けにした場合の本体価格は…
本体価格 = 施工床面積 × 17万円
施工床面積 = 12帖 + (12帖 ×0.5) = 18帖
= 18帖 × 1.65平米/帖 = 29.7平米
本体価格 = 29.7平米 × 17万円
= 504.9万円
吹き抜けにしなかった場合の費用はいくらかというと、
施工床面積 = 12帖 + (12帖) = 24帖
= 24帖 × 1.65平米/帖 = 29.7平米
本体価格 = 39.6平米 × 17万円
= 673.2万円
吹き抜けを採用しない総2階だと約673万円となります。
吹き抜けにすることで、約168万円の費用を削減できることになります。
吹き抜けやバルコニーを使って費用削減しよう
今回のシミュレーションでは1平米あたり約17万としましたが、2020年09月では21万円からとなっているようです。そうなると削減できる額も大きくなります。単価が半分になる吹き抜けやバルコニーを上手く利用して費用削減を検討してみてはいかがでしょうか?
ギリギリまで費用削減して無理のない住宅ローンの計画を立てましょう。
素敵な家づくりになりますように!