住宅ローンの返済は家賃相当を想定していれば大丈夫!なんて聞き心地の良い※話、ハウスメーカーの営業さんから言われてませんか?
これは信じちゃ駄目ですよ。
住宅ローンの支払いはもちろん、建物と土地の固定資産税は想定していました。他にもあるだろうと覚悟はしていたのですが、想像以上でした。想像以上の出費だったのは「住居のメンテナンス費」、「育児費」、「町内会費」です。
目次
住居のメンテナンス
10年後の修繕費
住居のメンテナンス費用は、10年後までに100万円積み立てが必要だと言われています。年間10万円、1カ月単位に直せば8500円と少なく見えますが、固定費として考えると大きな出費です。
最悪、10年後にお金がないときは先延ばししたらいいかな?と思った方は、安易に長期優良住宅の認定を受けないでください。長期優良住宅は、維持保全の義務が法律で定められています。
目先の優遇に目がくらんで長期優良住宅の認定をうけたわが家は、新築3年目に突入してますが、実はいうとまだ積み立てしてません。そろそろ始めないと尻に火が付きそうです。
庭木の管理費
新築のとき併せて外構工事もしました。庭木を何本か植えたのですが、根付く前に4本枯らしました。そのまま放置しておくことも考えたのですが、新築の家には格好が悪いので植え替えました。およそ12万円の出費でした。
庭木が根付かず枯れることは想定できていませんでした。本当に痛い出費です。外構工事で庭木をお考えであれば、乾燥や虫に強い樹木を選ぶことをお勧めします。
芝生の管理費
芝生の庭を考えているなら、芝刈り機の費用も算段しておくと良いです。手押しから電動までお値段はピンキリですが、ある程度の坪数の庭であれば、3万円以上の本格的なものが必要です。
芝生の世界は奥が深く、たとえば、目土、肥料、散水、芝切などなど、毎年のメンテナンス費用もばかになりません。
家庭菜園の苗台
庭の一角に家庭菜園用の小さな畑があります。夏はミニトマト、ナス、きゅうり、秋にはさつまいもを育てています。
食費の足しにもなって得するんじゃないのと思われがちですが、実際にはそうでもないです。シーズン始めには肥料や石灰、苗の準備が必要ですし、畑を耕すためのくわ、また野菜を支える支柱、麻のひもなど、出費は大きいです。
家まわりのメンテナンス費
玄関タイルや配水管などの掃除には、ケルヒャーなどの高圧洗浄機があると短時間でキレイになります。後から購入を検討すると高価なので二の足を踏んでしまいます。できれば住宅購入後の予算に入れておくと良いです。あると絶対に便利です!
育児費
子どもの衣服費
出産間近の方、小さな子どものがおられるなら、子どもの衣服費は甘く見ないほうが良いです。
保育費用くらいしか想定していませんでしたが、ふたを開けてみれば衣服費がばかになりません。幼児の身体は成長が早く、洋服、靴の買い替えが頻繁です。また女の子だからなのか、服へのこだわりがすごいです。
習い事の費用
小学生になるまでは、こどもチャレンジの教材費くらいだろうと思ってたのですが、甘かったです。現在、ヤマハ音楽教室に通っています。保育園で習い事を始めると思ってもいませんでした。
最近ではお友達がスイミングに通い出したみたいで、そのうち娘も習いたいと言い出すのではと覚悟しています。
固定費扱いするのがベスト
衣服費、習い事の費用は、事前に固定費として1〜2万円を固定費として計上しておいたほうが良さそうです。
自治会費
固定費と言えば、自治会費もあらかじめ計上しておきましょう。地域によって金額も大きく違います。公民館や神社などを建て替えた直後の地域などは、かなり割高です。
僕の住む地域は年間1万円ですが、会社の同僚の住む地域では6万円と高額で、金額が多きいのため、毎月5000円と分割払いだそうです。
その他にも、お祭りでの寄付や、よく分からん募金の強制、それらを合わせると、自治会費とは別に6000円ほど支払っています。
また自治会に加入する際に入会金が必要です。自治会の入会金については別記事で取り上げていますので、併せてご覧ください。
正直言えば、加入したくないのに入会金まで取られるのはつらいです。
想定外の出費に備えて貯蓄は残しておく
不安をあおるような話になってしまいましたが、住宅ローンの支払いが家賃と同じあっても大丈夫ではない、ということを伝えたかったのです。
生活費をギリギリに削っての住宅ローンは、本当に危険です。
住宅ローンを借りる前には、月々いくらまでなら返せるのかシミュレーションが大事です。どれだけシミュレーションしていても想定外の出費は絶対にあります。余裕のある計画に心がけましょう。
最終的に一番頼りになるのは貯蓄です。貯蓄は将来のためはもちろんですが、急場をしのぐためにも必要です。特に出産間近や出産を希望するの共働き夫婦は、住宅ローンの頭金ですべての貯蓄を切り崩すのは避けましょう。
住宅ローンの選定は、金利面で優位性のあるネット銀行も候補に挙げましょう。審査のハードルが高いので、あくまでも本命ではなく、審査が通ればOKというスタンスくらいでいましょう。お勧めは、休日も窓口のあるイオン銀行、充実した保障の住信SBIネット銀行がお勧めです。
素敵な家づくりになりますように!