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注文住宅を「値引き」に期待してはいけない理由

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注文住宅の適正価格っていくら何だろう…と疑問に感じます。

購入した決め手が「値引き」というのは危険です。建売住宅ではなく注文住宅であるならば、希望した間取りを予算内に実現できるかが重要です。

目次

オプション獲得ランキングで値引き額以上に

わが家を担当してくれた営業さんは業界ナンバーワンの某ハウスメーカー出身でした。

そのハウスメーカーの営業部屋には、施主から契約を勝ち取ったオプション金額が棒グラフになっているランキング表が貼られていたそうです。

最初にどーんと値引きしおいて、打合せの過程でオプションを積み重ね、値引き額以上に取り返す手法ですね。家づくりでは、魔法にかかっているように金銭感覚が麻痺する傾向にあるため、成功率は高そうです。

施主の中にはオプションを一切付けない鉄の意志をもった人もいたそうですが、もちろん赤字になることはないそうです。値引き幅の大きいハウスメーカーって、本当の価格っていくらなのでしょうかね。

「値引き」よりも「実現性」が重要

値引きは不要だとは言っていません。値引きは、施主があれこれ悩むのではなく、ハウスメーカー側が検討すべき問題だということです。施主は「予算を決める」ただそれだけです。

値引きにとらわれ過ぎて、ハウスメーカーや工務店の選定条件に「値引き額」なんて項目を入れてしまうと本末転倒です。楽天やAmazonの値引率(元値)の表示を信じて買うようなものです。

注文住宅は唯一無二のものです。他人と比較するものではありません。だからこそ、適正価格というものはありません。

たとえば100万円の値引きというと飛び上がって喜んでしまいますが、これから30年以上住むことを考えると、年間にして3.5万円、月間にすると2,900円です。

月3,000円にも満たないお金のために、間取りの設計よりも「値引き交渉」に力を入れるのは、もったいないです。

  • 100万円値引いたけど、不満な点が多い家
  • 値引きはなかったけど、家族の希望どおりの家

どっちが良いですか?

建売住宅であれば前者でも良いですが、注文住宅を選んだのであれば後者です。そうでなければ注文住宅である必要はないです。建売ならもっと費用が抑えられるはずです。

値引きよりも家族の希望を、一つでも多くかなえてくれるかどうかが重要です。

「値引き」に期待してはいけない

僕の知人にも800万円の値引きを勝ち取ったという方がいます。

本人いわく「タイミングが良かった」と話してました。営業成績の芳しくない営業店、営業担当、半期末などの条件が偶然に重なった結果でした。値引き額が大きい分、間取りは2週間以内に決めてほしいなど、一生に一度の家づくりににおいて過酷な条件もあったそうです。

このような値引きはまれです。まれな話だからこそ、私たちの記憶に残ります。そうそうおいしい話は、そうそう転がってないです。

値引きは様々な条件が重なって発生するものでタイミング次第、コントロールはできません。宝くじで高額当選は狙ってだせません。そういうものです。

要望に対して予算をオーバーしたとき、施主にできることは要望を削るだけです。削っても予算が足りなければ、選んだハウスメーカーと縁が無かったと思って諦めましょう。

注文住宅に対する要望を予算内でかなえてくれる家を建てるためには、複数のハウスメーカーから見積もりをとっておき、選択肢を一つでも多く持っておくことが大切です。

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素敵な家づくりになりますように!

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