家を建てる場所は、家の間取りと同じくらいに重要です。
土地探しのポイントに、日当たり、道路の広さ、駅までの距離、近くの学校の評判、土地の歴史などが重要だとされています。
実際に住み始めて「調べる必要があった」と痛感したのが、町内会です。町内会は隠れたリスクでした。
マイホームを持つということは、その地域に根ざして生活することです。生活において町内会は切っても切れない関係になります。
町内会の下調べする際に、注意すべき5つのポイントを紹介します。
目次
1.子育て世帯には辛い「ごみ当番」
地方では、ごみ当番という役割があります。
ごみ分別や不正な廃棄物の確認するために、ゴミの日にごみ捨て場に立ち会うのが仕事です。地域によって立会時間はバラバラです。私の住む地域では、早朝の6時30分から1時間の立会いが多いです。
子育て世帯には、朝から1時間の立ち会いは厳しいです。少し遠いところに勤務となると、午前半休を取得している方もいます。
朝の1時間は老人たちの憩いの場となっており、立会い時間の短縮が進まないのが現状です。
2.出不足金という名の罰金
地方に年に2〜3回、休日に地域の清掃行事があります。せっかくの休日なのに、半日が潰れてしまいます。
都合が悪いなら休めば良い?
そんな訳にはいきません。この清掃行事は、どんな理由があっても欠席すれば出不足金という名の罰金があるからです。
1000円、2000円くらいなら、割り切って休むのですが。しかし、私の町内会は出不足金が8000円と高額です。年3回休むと、2万4000円。あり得ない金額になります。
3.町内会費が高額な地域もある
現在、町内会費は1万2000円です。近隣の町内会と比べると安いです。
年間12万円という町内会もあります。高額なため月払いで集金しているそうです。ちなみに、町内会費が高額な理由は、年に一度のバス旅行とのこと。町内会費としての集金なので不参加でも払い戻しはないそうです。
住宅ローンの返済に、毎月1万円の町内会費なんてやってられませんよね。
高額な町内会費の支払いだけでも嫌気がするのに、集金当番にになろうものなら、集金に追われる1年になってしまいます。
そうそう、町内会への入会金が高額な地域もあるのでお気を付けください。
4.地方では募金はノルマ?
町内会費とは別に募金があります。
募金って任意じゃないの?
普通はそうなのですが、私の町内会では「ほぼ強制」です。募金を拒否しようものなら、近所で陰口をたたかれることもあります。
その背景には町内会で募金のノルマがあります。あちらの町内会はいくら、こちらの町内会はいくらみたいな会話を聞くこともあります。言わば町内会対抗の募金合戦です。
ちなみに、年間5000円の募金しています。これは地味に痛いです。
5.町内会の役員の決め方
通常であれば、順番に持ち回るのが不公平がなくて良いと思っています。
過去に、上層部(一目置かれている人物の集まり)で話し合って決める地域に住んでいたことがあります。若い世代は、毎年大変な役員ばかりに任命されて悲惨でした。
上層部いわく「年寄りは過去にやってきた」
時間を持てあましてるんだから、若い世代のサポートしてくれよ。もはや老害です。
町内会のことは、どこで調べるの?
一番良いのは、その土地の人間に聞くことです。引っ越しばかりの若い人に知り合いがいれば最高なのですが、都合良く知り合いが住んでいることはないですよね。
そうなると不動産会社に聞くしかないです。そいいう意味で土地探しは、大手チェーンでするのではなく、地域に根ざした不動産会社に協力を仰ぐことをおすすめします。
不動産会社以外ですと、役場の住民生活課、住民環境課に聞いてみるのもありです。
素敵な家づくりになりますように!